ムスクって何?
・ムスクとは
ジャコウジカから採れる香嚢(コウノウ)を原料にした動物性の天然香料です。
現在では、ワシントン条約などの規制により、ジャコウジカの香嚢が使用された動物性のムスクの香りはほとんどなく、一般的に使用されているムスクの香りは人工的に作られた合成香料がほとんどといわれています。
・どんな香り?
ジャコウジカの香嚢はそのままだとアンモニア臭や獣臭が強くにおうので、乾燥させたものを、少しだけ使用します。
香水としてのムスクは「温かみのある香り」「パウダリーな香り」「大人な香り」「色気のある香り」など表現されることが多く、三大美女と呼ばれるクレオパトラはムスクの香りをあびるように使うことにより、ローマの権力者であるアントニウスを魅了したといわれています。
ムスクは持続時間が長いため、香水のラストノートに使われることが多く、香水だけではなく、ルームフレグランスや洗剤、石鹸など香りの持続を高めるためにムスクが使用されることもあります。
私たちにとってムスクは身近な香りのひとつです。
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